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2010年11月18日 (木曜日)

黒羽の雲巌寺の紅葉

芭蕉が奥の細道紀行のとき那珂川上流のほとりにある旧黒羽町(今は大田原市)で長逗留します。

その時に禅師であった仏頂和尚の石室を拝観に行きます。雲巌寺は黒羽町より13キロくらい(地図の目測)山奥にあり、ようやく橋を渡り山門に到達。苔むす岩をのぼりようやく見つけた石室、ここで取り敢えず一句と云って詠んだのが
        
         木啄も庵はやぶらず夏木立

思うに、13キロは車で10分もかかりません。当時の芭蕉はこの13キロの上り道を、若い人たちとわいわい話をしながら、杖を突きながら、休み休み上って行ったのでしょうね。

相当の時間、片道4時間はかかり、1日仕事ではなかったかと推察しています。寒いし急いで帰りたかったのでしょうね。だから「取り敢えず」と云って、俳句を詠み、すぐに帰路についたのではないかと思います。何度も来ている私はこの山道を喘ぎ喘ぎ、師のこもった石室を一度見てみたい、拝みたいと登って行った芭蕉の気持ちが分かるような気がします。

今の時期でも鬱蒼とした雲巌寺は当時のままの姿をと止めているのでしょう。雲巌寺の歴史の中には北条時宗、豊臣秀吉、仏頂禅師、松尾芭蕉「奥の細道」などの話が出てきます。永平寺と並ぶ禅宗の4大道場の一つです。

名古刹と紅葉。今は若い年寄りがこの時期沢山訪れます。今ではJR西那須野駅からもバスが出ていますので便利になりました。

今は国道4号線となりました奥州街道を下って行った芭蕉は黒羽や那須に寄り道しながら、まだ出発点に近い、この辺をゆっくりと寄り道をしながら下って行ったことでしょう。

現在石室は崖くずれのおそれがあり、立ち入り禁止となっていますので拝見できません。(10.11.16)

山門
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山門から望む
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山門入り口の橋
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鐘楼
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道場の裏山(この辺に石室があるのかな)
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裏山門の紅葉の図
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コメント

のぶごんさん いつも有り難うございます。
こちらは芭蕉の通り道でいろいろ立ち寄った施設が残っています。
羽田沼にハクチョウが来たので上げます。

名刹の紅葉は見事で素晴らしいですね 芭蕉が「とりあえず・・・」と詠んだ気持は現代の人にはわかりませんでしょうね 車という現代の足のお陰で どこへでも行ける良き時代です 

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